スマートフォンは皆様の一番近くにあるIT機器であり、ITに触れる窓口でもあります。そのため、生活には欠かせないアイテムとなっています。
以前の記事では、今回取り上げる まるごとマモル を含め、スマートフォンの保険・補償についてご紹介させていだきました。

「スマホ壊して!」の衝撃営業から考えるスマートフォンの保障

大手キャリアでもahamo, povo, LINEMOと言ったプランがスタートしたこともあり、スマートフォンの補償というキーワードで数多くの方に記事をご覧いただきました。
このなかで筆者は「まるごとマモル」という個人賠償責任保険の携行品を補償するプランに加入している、とお話させていただきましたが、今回、幸か不幸かこの補償を利用する機会がありましたので、ご紹介させていただきます。

この情報は記事執筆時点での情報となります。
補償内容の変更の可能性があることにご注意ください。

スマートフォンを壊してしまった!

先日、子供と近所の公園にでかけたときのことです。
公園でひとしきり一緒に遊んだ後に、設置されている手洗い場で手を洗った後、ポケットからハンカチを取り出す際に、一緒にスマートフォンも飛び出し、足元に落下しました。

状態としては、当たりどころが悪かったようで、画面割れが発生しており、水濡れ反応も出ていました。帰宅して動作確認をしてみたところ、画面が割れている以外、特に不具合は見当たりませんでした。今回、壊してしまったスマートフォンは以下です。

まるごとマモル

Apple iPhone SE (第1世代) 32GB
4年ほど前に某サブキャリアで分割購入 当時の購入価格は 約 40,000円
すでに販売は終了しており、中古品の実勢価格としては18,000円程度

幸い、メインで使っている端末ではなく、子供のおもちゃ用に使っているスマートフォンでしたので、大きなダメージではないのですが、買い直すにはちょっと出費も…という状態です。

そこで、以前ご紹介した「まるごとマモル」で対応をお願いしてみることにしました。

まるごとマモル

筆者はこの保険に2年ほど加入しています。主に使用するのはSIMフリーのスマートフォンで、回線はその時々に応じてMVNO(格安SIM)であったり、docomoであったりするため、大手キャリアなどで提供している補償サービスには加入できません。

趣味?で複数のスマートフォンを所持しているため、それらすべてが対象になるとありがたく、自転車の保険加入が義務付けられている地域に住んでいることから、それらを満たせるものがあると助かると思っていたところに、この保険を知り、加入しました。

まるごとマモル ってどんな保険?

日本生命保険相互会社とあいおいニッセイ同和損害保険株式会社 が販売している個人賠償保険というもので、自転車に乗っていた場合の事故や、お子さんがお友達を怪我させてしまったなどのトラブルや、物を壊してしまった場合の損害賠償を補填してくれる保険です。
これを聞いただけでは、なんでこれがスマホの保険になるの?とお思いになるでしょう。

実はこの保険、オプションで「携行品損害保険金」というのをプラスすると、ご自身の所有している身の回り品を出先で壊してしまった時にも使えます。

まるごとマモル

また、対象外となる物品は以下の通りとなっています。

まるごとマモル

お気づきでしょうか?この対象外の物品にスマートフォンやノートPCなどがありません。
通常は、「携帯電話(スマートフォン、PHSを含む)等の携帯式通信機器およびこれらの付属品」と「ノート型パソコン・ワープロ等の携帯式電子事務機器およびこれらの付属品」という記載で対象外になっていることがほとんどです。

私が加入する際には、置き忘れや紛失は対象外、スマートフォンは単純な画面割れでは不可、製品としての機能や用途を満たさない場合は対象となると説明いただきました。

まるごとマモル の費用は?

スマートフォンなどが対象となるのは、携行品プラン(本人型)と携行品プラン(家族型)です。
それぞれ保険料は、本人型なら3,140円/年、家族型でも4,410円/年となっています。
大手キャリアと比較した場合、月額換算でも本人型なら約260円、家族型でも約370円と負担も少なくて済みます。

まるごとマモル

まるごとマモルの詳細についてはこちらから確認できます。

まるごとマモル どこで加入できる?

残念ながらインターネット上や代理店での申し込みはできません。保険外交員対面の申込みのみとなっています。そのため、お付き合いのある日本生命の保険外交員の方や、支店などに連絡して加入するしか方法はないそうです。

筆者もこの保険の存在は知らず、勧誘されたこともありませんでした。2018年11月から開始した商品ですので、まだなかなか知られていないというのもあるかもしれません。

保険金はちゃんと支払われるの? 手続きは?

保険に加入しても、実際に支払われなければ意味がないですよね。きちんと手続きを行えば支払われるのですが、どれくらい期間がかかるのか、どんな手続きが必要なのかなど疑問もあります。冒頭でご紹介したように、幸か不幸か利用する機会がありましたので、その流れをご紹介させていただきます。

事故から補償(支払い)まで

では、実際に事故受付から、保険金の支払いまでの流れを簡単にご紹介します。

3月7日 事故受付窓口に連絡

事故が発生した後に、事故受付窓口に連絡しました。連絡したのは日曜日のため、詳しくは担当者から説明するが、今回のケースではおそらく対象になるであろうとのことの説明がありました。

準備しておく資料としては
 ・スマートフォンの破損状態が分かる写真
 ・修理の見積書
が必要とのことでした。見積書はどこで取得しても構わないが、Apple正規サービスプロバイダなどの見積書をご提示いただくことが多いと案内がありました。

今回はApple正規サービスプロバイダで修理の見積もりをお願いしたところ、保証期間外かつ水濡れの場合は本体交換修理になるとのことで、以下の金額の見積書を発行してもらいました。

まるごとマモル

3月8日 事故担当者から連絡

受付の翌日、担当者から連絡がありました。内容としては前日に案内された内容に加えて、請求用書類を送付する旨、その書類に再取得する際の金額を記載してほしい旨の案内があったのですが、すでに販売していません。
その旨を伝えると、「後継品の取得金額を記載してほしい」とのことでした。今回のケースではiPhone SE (第2世代)が該当します。
この金額から経年劣化などの減額が入ったうえで最終的な保険金額が決定するとのことでした。この時点でのAppleでのSIMフリー版 iPhone SE (第2世代)の販売価格は 49,280円となっています。

3月10日 保険会社からの書類到着

保険会社から保険金請求の書類が届いていましたので、記載し、修理の見積書とスマートフォンの破損状態が分かる写真を添えて翌日にポストに投函しています。記載内容は、

・事故の発生日時と状況
・損害を被った物品の入手時期、入手時の価格、どこで購入したのか
・再入手時の価格 ※今回はiPhone SE (第2世代)を後継機として記載

このようなものでした。

3月16日 保険会社からの連絡

担当者から連絡があり、書類が届いたことと内容を確認したこと、補償金額が確定したことの連絡がありました。補償金額については、再取得価格と修理の金額のどちらか低い金額が採用されるとのことで、
今回のケースとしては、

再取得金額 … 24,640円
 
iPhone SE (第2世代)を後継機として算出
 購入から4年以上経過している (50%減額)

修理費用 … 33,440円

となりますので、再取得金額の24,640円が採用され、そこから免責分の3,000円が引かれた21,640円が保険金支払額になるとのことでした。

3月19日 保険金支払い

担当者から連絡があった後、銀行へ保険金の支払いがあり、「保険金お支払いのご案内」という書面で今回の手続きについての案内が届きました。事故・受付からおおよそ2週間程度で手続きはすべて完了しました。

まとめ

今回は、身近なデジタル機器、ITにふれる入り口として、スマートフォンについてとりあげてみました。近年スマートフォン自体も高額となり、破損、紛失などの際には、その損害も大きなものとなっています。

加入して初めて携行品の保険を使用しましたが、高額になりがちなスマートフォンの修理費用の補填ができるのが非常にありがたく感じました。


キャリアの補償と比較した場合、キャリアの補償では紛失も対象となる、電話などの手続きを行うだけで、翌日には交換機が届くなど非常に早い対応を行ってもらえます。

一方で、まるごとマモルでは、見積書を取得する、事故の状況を説明する必要がある、保険金支払いまでに時間を要するなど若干面倒な部分はあるのですが、筆者のように複数台スマートフォンやタブレット端末を所持している、ノートPCやカメラなどの高額な電子機器を持ち運ぶことがあるといった場合には非常に有用であると改めて感じました。

もちろんケースバイケースですので、必ずしもすべてのケースにおいて補償されるわけではありません。今回のように修理費用に満たない場合もあります。また、最大20万円など、色々条件はありますが、個人賠償保険と合わせて、本人型なら3,140円/年、家族型でも4,410円/年と破格な内容ですので、検討されてみるのも良いかもしれません。