UsersDigitalが生まれた背景

DXという言葉が身近になって久しく、当たり前かのように使われるようになり、今更詳しく聞けない雰囲気すら感じさせられます。

DXは“Digital Transformation(Trans=X)”の略という聞き飽きた定義がありますが、直訳するとデジタル変革、意訳すると「デジタル技術を活用して自らを変革させる。」といったところでしょうか。実はDXの画一的な定義は存在しません。色々な組織・個人がレポートや発言の中で「私の考えるDX」を示しているように、それぞれの組織、ビジネス、立場で様々な解釈が可能です。まさに「正解のない世界」ともいえるのではないでしょうか。

DX推進、デジタルシフトの重要性が叫ばれる中、日本はしばしばデジタル化が遅れている。DXが進んでいない。と指摘されるようになりました。必ずしもその指摘が正しいとは限りませんが、諸外国に比べ、劣後してしまっている感は否めません。日本社会のITに対する考え方(あくまでも本業を下支える道具である)やIT産業の構造(ユーザ企業とITベンダーが受発注の関係)の影響もあり、企業のIT部門は少ない人数で多くの仕事を抱える必要があるようにも思えます。そうした環境下では、デジタル化やDX推進はIT部門が考えるべき。と言う話も無理のある話ではないかと思います。最も、DXそのものが「自らを、自らのビジネスを変革させる」ことだとすれば、なおさらIT部門だけが担うべき性質のものではないことは明白ではないでしょうか。

システムを利用する側(以下、ユーザ)も、システムを提供する側(以下、IT担当)もテクノロジーを理解し、それを活かすための努力が必要と思うものの、そのテクノロジーのメリットや利用する場面(ユースケース)がわかりにくい(伝わりにくい)のが課題で、それを改善したいという思いからUsers Digitalが誕生しました。

UsersDigitalが目指すもの

テクノロジーをより身近に、わかりやすく、IT担当だけではなく、ユーザにも伝わりやすいものとして、利用する場面(ユースケース)やメリットにフォーカスした情報をお届けします。

IT担当ではない方々にもテクノロジーの有用性を理解して頂き、行く行くはこのサイトを訪れた方々が、それぞれの立場でデジタル化を考えられるよう、トレンドとなるHotな話題から、ユーザ視点・システム視点・人材視点、それぞれに着目した情報をダイレクトにお届けします。