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AIライティングツール「Catchy (キャッチー)」とは何か?
AIライティングツール 「Catchy (キャッチー)」とは、キーワードを入力するだけでAIが自動的に文章を作成してくれるツールです。Catchyは、最近注目を集めている、人工知能(AI)技術を利用したAIライティングアシスタントツールです。
今回は実際にブログの記事作成に利用できるのか?を検証しつつ、その内容について見てみたいと思います。
Catchyの特徴や機能
Catchyは株式会社デジタルレシピが運営しており、OpenAIのGPT-3を利用したライティングアシスタントサービスです。140種類以上にもおよぶ文章の生成機能を提供しており、ビジネス文書やブログ記事、SNS投稿など、あらゆるシーンに対応できる文章を簡単に作成できるのが特徴です。
Catchyには、無料プランと有料プランの2種類のプランがあります。無料プランでは、クレジットカード登録なしでアカウントを作成でき、10クレジット(各種機能を利用するためのポイント)を付与されます。1クレジットで1回文章を生成でき、月1回付与されます。有料プランでは、月額3,000円から利用できます。有料プランでは、無制限プランや独自生成ツール作成プランがあり、無制限プランでは、月額9,800円で無制限に文章を生成できます。独自生成ツール作成プランでは、月額19,800円で自分だけの文章生成ツールを作成できます。
サービス提供元の株式会社デジタルレシピは、あらゆる仕事をワンクリックで終わらせる「魔法のボタン」を本気で作っているワンクリックDX企業です。同社が提供する、Webサイト制作サービスにChatGPTを活用した、テキスト入力&ワンクリックで最適なWEBサイトを自動生成する機能や、法人向けにChatGPTをはじめとしたGPTシリーズの実装を支援するサービスを提供しています。
Catchyの料金プランや利用方法
Catchyの料金プランは以下の通りです。
Catchyには無料のFreeプランと有料のStarterプラン、Proプラン、Enterpriseプランがあります。Freeプランでは、毎月10クレジットが付与され、すべての生成ツールを利用できます。Starterプランでは、月額3,000円(税込3,300円)で一定のクレジットが付与され、こちらもすべての生成ツールを利用できます。Proプランでは、月額9,800円(税込10,780円)で無制限にすべての生成ツールを利用できます。Enterpriseプランでは、要お問い合わせで無制限にすべての生成ツールを利用できるほか、独自の生成ツール作成も可能です。
Free | Starter | Pro | Enterprise | |||
料金 | 無料 | ¥3,000 | ¥5,700 | ¥8,100 | ¥9,800 | 問い合わせ |
ツール利用 | すべて | すべて | すべて | すべて | すべて | すべて |
プロジェクト数 | 1 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
クレジット | 10 | 100 | 200 | 300 | 無制限 | 無制限 |
サポート | チャットのみ | チャットのみ | チャットのみ | チャットのみ | チャットのみ | チャット&ビデオ |
その他 | 独自ツール作成可能 |
続いて、Catchyの利用方法ですが、こちらは簡単です。公式サイトにアクセスしてGoogleアカウントかFacebookアカウントでログインします。ログイン後、左側のメニューから生成したい文章の種類を選びます。画面に表示される指示に従ってテキストを入力し、生成ボタンを押します。数秒後にAIが文章を生成してくれます。生成された文章はコピーしたり編集したりすることができます。
Catchyで記事作成をしてみた感想
今回は、「Cathyを利用して記事を作成する」をテーマに記事を作成してみます。実際にどのように作成するのか、手順や利用した際の感想をご紹介します。
実際にCatchyで記事を作成してみる
では、実際に記事を作成してみましょう。まずはログインし、「記事制作」をクリックします。
まずは記事のタイトルを生成します。記事のトピックを入力し、「作成する」をクリックすると、タイトルの候補が複数生成されます。本来であれば、ここでタイトルを選択し、次のステップに進むのですが、今回の趣旨にあったタイトルが生成されませんでした。そのため、選択せずに次ステップへ進んでいます。
続いて、導入部となるリード文を作成します。前ステップで気に入ったタイトルがなかったため、自身でタイトルを考え、入力しています。他にも何について書きたいのか問われますので、どのような記事を書きたいのか、を記載し、「作成する」をクリックすると、リード文の候補が生成されます。今回は下のリード文候補を選択しました。
次のステップは記事内の見出しの作成です。今回は前ステップで提示された選択肢を選択しているので、「記事のタイトル」と「記事の導入文を入力してください」は既に入力済みの状態です。そのため、このまま「作成する」をクリックすると、記事の見出しが生成されました。こちらをクリックして、次のステップに進みます。
最後のステップは、本文作成です。前ステップで提示された見出しを選択しているので、既に入力済みの状態でこちらの画面が表示されます。そのため、「作成する」をクリックすると、本文が生成されます。
以上で、Catchyを利用した記事作成は完了です。
Catchyで作成した記事の品質は?
では、Catchyを利用して作成した記事はどうなのでしょうか? 実際に「Catchyを使って記事を書いてみた!」をテーマに生成した記事がこちらです。
キャッチーを使ってブログ記事を作成することのメリットを探る
近年、GPT-3という人工知能(AI)技術が話題になっています。そのサービスの一つである「Catchy」が注目を集めています。このサービスでは、AIが記事のタイトル、要約、本文を自動生成します。その効率性と品質の高さから、多くのブロガーやマーケターから注目されています。そこで今回は、実際にCatchyを使ってブログ記事を作成した結果を報告します。手順や注意点など詳しく解説していますので、これからCatchyを使って記事を書いてみようと思っている方は必見です。
1. Catchyの概要と特徴
Catchyは、GPT-3テクノロジーに含まれる代表的なAIアシスト型ライティングサービスです。ブログやプレスリリースなど、これまで面倒だった文章作成が、わずか数クリックで完了します。Catchyは、高品質なコンテンツを簡単に作成するための様々な機能を提供します。本文の自動生成・編集、自動要約、タイトル選択、さらにはAIによるSEO対策も提供します。
AIの要約機能は、手動でコンテンツを要約するのに必要な時間よりもはるかに短い時間で、正確な要約を作成します。アルゴリズムがテキストをスキャンして最も重要な情報を探し出し、コンテンツを正確かつ効果的に要約します。タイトル選択機能は、ブログの読者、ユーザー、検索エンジンのニーズに合わせて、タイトルを最適化するものです。また、Catchyは、様々なコンテンツマネジメントシステムやその他のテクノロジーと簡単に統合できるように設計されています。
2. キャッチーさを活かした記事作成の手順
Catchyを使い始めるには、まず、書きたいトピックに関連するキーワードを入力する必要があります。すると、Catchyが関連するタイトルと記事の要約を生成します。著者は、この要約を必要に応じて編集し、要点を簡潔に伝えることができます。CatchyのAIが提案するキーワードやフレーズを使って、コンテンツをSEO的に最適化することも、このプロセスの一環です。
次に、本文の作成に移ります。Catchyには、洗練されたコンテンツを素早く作成するための自動テキストエディターが用意されています。このエディターを使えば、カバーすべき主要なポイントを差し込むだけで、AIが重要なアイデアを強調する整理された本文を生成してくれます。
最後に、Catchyの編集機能を使って、すべてのコンテンツがオンブランドで出版できる状態であることを確認できます。エディターで直接コンテンツを編集することも、ファイルをワープロにエクスポートしてさらに編集することも可能です。その後、ブログやウェブサイトでコンテンツを公開することができます。
3. キャッチーさを活かした記事の質
Catchyを使用する主な利点の1つは、Catchyが生成できるコンテンツの品質です。Catchyの自動編集機能により、生成されるコンテンツは通常、構造化され、正確で、情報量が多い。また、AIを活用した要約により、編集の必要がない迅速で簡潔な要約が可能です。
さらに、タイトルの自動選択機能により、読者と検索エンジンに最適化されたタイトルを作成し、コンテンツを検索結果の上位に表示させることができます。さらに、AIがキーワードやフレーズを選択する際に、さまざまなSEO要素を考慮し、コンテンツが適切に最適化されていることを確認します。
4. キャッチーを使った記事作成時の注意点
Catchyを使って記事を書く場合、いくつか注意すべき点があります。まず、Catchyが生成するコンテンツは、あくまでコンピュータのアルゴリズムに基づいており、あなたが求めているものとは異なる可能性があることを認識しておいてください。そのため、コンテンツがあなたの基準を満たし、あなたの言いたいことがきちんと伝わるように編集することが重要です。次に、AIによるSEO対策だけに頼らないことです。Catchyや他のSEOサービスによってキーワードやフレーズが提案された場合、それが最良の選択肢であるかどうかを再確認してください。最後に、Catchyは主にコンテンツを素早く生成するために使用されるため、Catchyを効果的に使用することで、時間を最大限に活用することが重要です。
結論
ブログ記事の作成にCatchyを使用すると、高品質なコンテンツを迅速かつ簡単に生成することができます。本文の自動生成・編集、自動要約、タイトル選択、AIによるSEO対策機能により、ブログやウェブサイトの記事作成はかつてないほど簡単です。ただし、Catchyを使用する前に上記の点に注意し、コンテンツが自分の基準に達していることを確認するために編集を行う必要があります。とはいえ、Catchyはコンテンツを迅速かつ効率的に作成するための素晴らしいツールです。
いかがでしょうか? サービスの仕様上、生成されるコンテンツは1,500文字程度とボリュームは比較的少なめな印象です。他にも、本文にSEO対策が施されていることが見て取れますし、ChatGPTなどで直接コンテンツを生成するよりも、文章としての完成度は高いような印象を受けます。ですが、あくまで他の人工知能(AI)チャットサービスと比較して、なので実際にコンテンツとして利用する場合には、下書きをCatchyで作成し、自身の手で加筆・修正することが必須であるとの印象を個人的には持ちました。
Catchyのメリットとデメリット
Catchyを使うメリット
Catchyを使うメリットとして考えてみます。今回は記事作成に限った部分でお話させて頂くと、大きく「作業時間の短縮」、「記事の質の向上」、「SEO対策の強化」の3点が挙げられます。
作業時間の短縮
事前の調査や下書きの作成といった、記事作成の準備時間が大幅に短縮できます。
記事の質の向上
一貫性のある文章を一定の品質のもとに作成できるという部分です。あくまで下書きとしての利用になるとの感触ですが、下書きや骨子を作成する上では有用であるとの感触を得ました。
SEO対策の強化
なれていない方が意識して書くのは難しい部分を、ツール側でカバーしてくれるというのはありがたい点です。
Catchyを使うデメリット
続いて、Catchyを利用した際のデメリットを考えてみます。
ツールの数が140種類以上
これはメリットでもあると思うのですが、あえてデメリットに分類しました。ぱっと見、ツールの数がありすぎて、どれを使えば良いのか正直迷います。なれてきて、実際に使用するのは数種類でしかないということもありそうです。
誤った情報を生成することがある
実際に記事を作成している際に発生したのですが、タイトルを生成する際に全く別の情報をベースにタイトルが生成されました。GPT-3は自身の中に蓄積したデータをもとに回答を生成するため、必ずしも正しい情報を提供しているわけではありません。そのため、利用する側にも相応の知識が必要になります。また、AIは最新の情報に弱い傾向もあるため、誤った情報を用いた文章を生成することもあります。
使い方にはある程度の習熟が必要
GPT-3などのAIは自身の中に蓄積したデータをもとに文章を作成します。今回サンプルとして生成した文章で感じたことですが、正しく文章を作成するには、どのような要素を含む必要があるのかをきちんと考え指示する必要があります。ChatGPTやBing AIなどをそのまま利用して文章を作成する際よりも、難易度は下がっていることは見て取れますが、それでもある程度の習熟は必要な印象です。
Catchyを利用した感想
Catchyを利用するおすすめのユーザーやユースケース
記事制作に利用するということであれば、SEOに基づいたライティングはあまり得意ではないものの、情報のファクトチェックをきちんと行える方が望ましいと思えます。デメリットにも記載した通り、「誤った情報を生成することがある」「望んだ文章を生成するのはある程度のコツが必要」なためです。
手軽だから、流行っているからと安易に使用した場合、思った通りの文章が生成されない、誤った情報があるということがありそうです。
そのため、自身で記事を作成する際の下書きとして利用する。他にも今回は利用しませんでしたが、リライトに利用する。といったユースケースが役に立ちそうです。
Catchyの活用方法やコツ
ChatGPTをはじめとしたAIチャットボットを使いこなすには、答えを導きやすいプロンプトを考える必要があり、このようなエンジニアをプロンプトエンジニアと呼びます。Catchyの本質はこのプロンプトエンジニアの役割を担ってくれるサービスであり、拙いプロンプトでもうまく最適に近い回答を導き出してくれるサービスだと感じました。
そのため、一番のコツの部分はサービス側で担ってくれるため、利用者はわかりやすい単語や説明を入力してあげることがコツになりそうです
今回利用したのは記事制作のみで、Catchyの数ある機能のうち、ほんの一部だけとなっています。他にも、「キャッチコピーを考える」「長い文章を要約する」といった機能もあります。無料で体験することのできるサービスですので、一度試してみるのも良いかもしれません。
ChatGPTが昨年に公開されてから、たった半年でAIを利用したサービスが数多く増えています。今後も成長が期待される分野ですので、今後も注目していきましょう。