1. デジタルワークスタイル とは? なぜデジタルワークスタイルに着目する?

日本は世界的に見て、柔軟な働き方が浸透していない。進んでいない。ということを2010年代に入って言われるようになりました。賛否あるとは思いますが、文化的に自由な発想や発言が縦の組織ではしにくいこと。メンバーシップ型採用が中心で終身雇用に代表される雇用形態など、様々な要因が絡み合い、柔軟な働き方への対応が進んでいない。と指摘されてきました。

とはいっても、それは一部の意見であり、総評でもなければ、全体に対する課題でもない。と自己解釈をしてたりもしていたのではないでしょうか。それが、2021年現在、全世界で猛威を振るっている新型コロナウィルスによってマスコミでもたびたび取り上げられ、日本=アナログみたいなイメージにまで一般化したような気がします。

しかしながら、全部が全部アナログなのか?そうではないはずです。民間企業を中心に感染拡大を防止するため、これまで蓄えてきた技術とノウハウをここぞとばかりに発揮し、テレワークで代表される新しい仕事環境を整えて見せました。

業種によって違いはあるものの、これまでとは大きく変化してきています。筆者の会社もコロナ以前(Before コロナ)ではテレワークを認めるのに少なからず抵抗がありましたが、緊急事態宣言を境に(With コロナ)テレワーク率は一部在宅を含め9割を超えるようになり、それは半年以上経った今でも大きく下がることはありません。

とはいうものの、日本社会全体で見た場合、さらに世界に目を向けた場合、一般論として柔軟な働き方、ITを活かし、ニューノーマルに対応した働き方「デジタルワークスタイル」が受け入れられているか。浸透しているか。と言われるとまだまだと言わざるを得ないでしょう。

このカテゴリでは、テレワークやフレックスなどに代表される柔軟な働き方を推進したいものの、ノウハウや情報が足りていない。どこから手を付ければ良いのか。わからない。という方々に向け、デジタルワークスタイルを助ける考え方、ソリューション、時にはグッズに至るまで幅広く、紹介し、個人でも、企業担当者でも、理解しやすいように、極力ユーザー(システムを利用する側)目線で情報を提供して行きたいと思っております。

2.どんな情報を発信していくのか?

一言にデジタルワークスタイルといっても、私たちの働く環境には様々な機能が必要で、それらをAll in Oneで揃えるのは現実的ではありません。そして、当然ながらビジネスの世界なので、相手(顧客や取引先など)が存在し、相互と自分の間で情報を行き来させることが必要になるので、自社だけで完結するような類のものでもありません。

必然的に様々な機能を提供する多種多様なソリューションを組み合わせて利用することが必要となってきます。このカテゴリでは私たちが働く環境に必要となる機能をいくつかに分類し、その機能を提供するソリューションを利用する場面(ユースケース)とメリットを踏まえ、お伝えしていきます。なお、本機能ごとの分類は都度変更になることがあることを予めご了承ください。

2.1.業務効率化ツールやグッズ

デジタルワークスタイル,テレワーク

私たちの仕事に欠かせない、しかし何度も実施していると、ちょっと面倒な作業を効率化してくれるツールや作業環境を改善してくれるグッズ、簡単なTIPSに至るまで、比較的身近なものを中心にご紹介します。

  • 情報収集や比較、翻訳など、情報のインプットと整理に役立つ情報
  • 議事録や各種ドキュメント作成に役立つ情報
  • ToDoや課題管理に役立つ情報
  • リモートワーク生活に役立つ情報
  • デスク回りのモニタやキーボード/マウス、各種USB/Bluetooth機器など仕事環境に役立つ情報
    など

2.2.コミュニケーション/データ共有

デジタルワークスタイル,テレワーク

テレワーク時代に最も注目を集めている分野で、主に、メールやチャット、カレンダー、音声/テレビ会議そしてデータ共有などの機能を提供しているソリューションについて、利用する場面(ユースケース)に合わせて、それぞれのソリューションのメリットを中心にご紹介します。

  • Zoomで代表される各種テレビ会議ソリューションとその便利な使い方
  • メールからチャットツールに至るまでテキストベースのコミュニケーションツールに関するお役立ち情報
  • 各種ファイルの共有と連携に役立つ情報
    など

2.3.認証/セキュリティ対策(アクセス管理やデバイス管理など)

デジタルワークスタイル,テレワーク

便利な時代になって、いつでもどこからでもコミュニケーションがとれ、ファイルを共有できるようになりつつありますが、一方で、誰でも、どこへでもアクセス(接続や閲覧、編集など)できてしまう危険性があります。

この分野では、正当なユーザ(システムを利用する人)であることの検証から、ユーザーの端末が正しいことの確認、ユーザーが適切な権限を持っていることの検証、そしてデータの持ち出しや改ざんに関する技術とソリューションについて、ご紹介します。

  • クラウド型の本人認証ソリューションとその便利な使い方
  • モバイルデバイス管理(MDM)で代表されるデバイス認証ソリューションに関わるお役立ち情報
  • 権限管理、アクセス制御ソリューションに関するお役立ち情報
  • 内部対策としてデータの不正持ち出しや改ざん検知ソリューションに関するお役立ち情報
    など

2.4.デスクトップ環境

デジタルワークスタイル,テレワーク

いつでも、どこからでも仕事ができる環境を実現するには、私たちがコンピューター上で作業する場所となるWindowsやMac環境も仮想的なものにすることが望ましい場合もあります。なぜなら情報漏洩に関する対策もさることながら、一人一人のユーザーが各自のノートパソコンなどのローカル(PC上のデスクトップやマイドキュメントなど)環境で作業を実施してしまうと、そのノートパソコンがなければ、仕事ができなくなってしまうからです。

この分野では上記のようなデスクトップ環境を仮想的に提供してくれるソリューションとして代表的なVDI(Virtual Desktop Infrastructure)、DaaS(Desktop as a Service)に関して役に立つ情報をご紹介します。

2.5.業務改革

デジタルワークスタイル,テレワーク

上記4分野で多くのことが対応可能となるものの、デジタルワークスタイルを持続可能なものにするためには、コロナ禍でたびたび取り上げられる印鑑や紙を無くすことも大切です。さらには単調な作業をできる機械に任せ、人間はより創造的で生産性の高い仕事に集中できるようにRPA(Robotic Process Automation)による自動化なども検討すべきでしょう。

この分野では、ペーパーレス、印鑑レス、作業レスなどに繋がるソリューションとその活用場面について役に立つ情報をご紹介します。

3.おわりに

コロナが収束(After コロナ)しても、コロナ以前(Before コロナ)にはもう戻らないと言われています。本当かどうか、誰も断言はできませんが、せっかく手にした柔軟な働く環境。働き方。を捨てるのはもったいないと思います。

 今、もしくは今後、デジタル技術を活用した働き方を考えている皆様に多様な働き方をご自身で選択でき、自分らしく生きるための環境づくりの一助となるべく、それにまつわる多角的な情報をお届けしてまいりたいと思います。