本記事は「iU×BFT共同プロジェクト」にてiU 情報経営イノベーション専門職大学の学生の方にBFT道場のIT研修を受講した際のレポートをUsers Digital 編集部にて編集し、公開したものです。

iU 情報経営イノベーション専門職大学は、情報技術と経営戦略を統合することで、イノベーションを創出する人材を育成する大学です。情報システム、データサイエンス、ビジネスアナリティクスなどの専門知識と、経営戦略、マーケティング、リーダーシップなどの実践的なスキルを学びます。また、産学連携やインターンシップなどのプログラムを通じて、実社会での課題解決能力を養います。今回は産学連携の一環で、同大学の阿部川 久広教授、山内 正人講師にご協力をいただき実現した企画です。

本来であればIT企業に勤務されている方や、情報システム部門の方向けのIT研修ではあるのですが、現役の大学生が受講して、難易度やIT研修の内容などにどのような印象を持ったのか、リアルな声や感想をお届けします。

今回は、Azure初級編 全3回の第1回である「第1回 Azureを体験(VNet、VM、AppGateway)」を受講いただき、そのレポートを執筆いただきました。

BFT道場 – Azure初級編

Azure初級編の概要と目的

今回の研修では、Microsoft社が提供するクラウドサービスであるAzureを使用したクラウド環境構築について学びました。Azureは、仮想マシンやストレージ、データベースなどの基本的なサービスから、AIやIoTなどの先進的なサービスまで幅広く提供しています。

今回の研修はAzureに初めて触れる方向けに、基礎的なクラウド研修として、全3回で構成されています。

そのため、第1回目となる今回はAzureの基本的な概念や、操作方法を理解するとともに、基本のサービスである、VNet (Azure Virtual Network)、VM (Azure Virtual Machines)、AppGatewayの役割と実際にどのように利用するのかをAzureポータルを使ってクラウドリソースを作成することで、実践的に学ぶことが目的となっています。

私は以前にもAWS(Amazon Web Service)というAmazon社のクラウドサービスに触れたことがありましたが、AzureはAWSとはまた違った特徴やメリットがあることを感じました。

例えば、AzureはMicrosoft社の製品であるWindowsやOfficeとの親和性が高く、既存のシステムやアプリケーションとの連携が容易です。他にも、Azureは世界中に多数のリージョンとデータセンターを持っており、高い可用性や信頼性を提供しています。さらに、コスト管理やセキュリティ管理などのツールも充実しており、クラウド運用における課題に対応できます。

Azure初級編の研修の内容

IT研修の内容は全3回のうち1回目という事もあり、とてもシンプルな内容でした。最初に研修の流れについて説明を受けた後に本題に入ります。前提として、Azure とは何か、他クラウドサービスとの比較についてのお話がありました。

Azure がいつ、どの企業が始めたサービスなのかという説明から始まり、他のクラウドサービスとの違い、強みについての説明がありました。 次にAzure を利用するにあたってのMicrosoft アカウントについて、サブスクリプションについての説明がありました。

こちらのIT研修はもともと社会人の方を対象としたIT研修であり、受講者もIT初心者からクラウドについて学び直すことを目的とした方が多く受講しているそうです。その中でも特に企業で利用する際のことを意識した、組織アカウントについての説明に力を入れているという印象を強く受けました。例えばアカウントの管理者側、利用者側の両者の使い方について説明があり、非常に実用的な説明だと感じました。

次に本題である環境構築の説明がありました。仮想ネットワークの構築を行い、サービスの説明や重要なポイントの解説が行われました。私が知らなかった可用性ゾーンについてもわかりやすく説明していただけました。

基礎知識の説明や準備作業が完了し、メインの仮想マシンを作成するという段階に入りました。先ほどの仮想ネットワークでの説明と似たような形で、分かりやすい説明、重要なポイントの解説が行われました。基礎知識の説明以外にも、仮想マシンを使うことによるメリットについての説明もあり、実際になぜ仮想マシンが使われるのかを理解することにも役立ちました 。

最後にアプリケーションゲートウェイについての説明がありました。こちらでも説明とポイントについての解説がありましたが、終盤は、少々駆け足気味になってしまったせいか、あまり深い解説がないまま作業に入りました。

私はこのIT研修を通して、Azure の基本的な概念や操作方法を学ぶことができました。特に仮想ネットワークや仮想マシンについては興味深く聞くことができました。講師の方も分かりやすく丁寧に教えてくださったので感謝しています。

ただ、アプリケーションゲートウェイについてはもう少し詳しく知りたかったです。次回はもっと時間をかけて解説してほしいです。

レベル感

今回のAzureについての初級講座は、資料や説明がわかりやすく非常に学びやすかったとの印象を持ちました。

Azureの基本的な概念や機能について、具体的な例や図を使って分かりやすく説明してくれていました。学生でも理解できるようなレベル感で、初心者にとっては最適なIT研修だと思います。Azureに興味がある方にはぜひおすすめしたいです。

おすすめしたいポイント

私がおすすめしたいと思った点としては、Azure についての詳細な説明をわかりやすく行うことで、今までクラウドサービスを使った事がない方に向けて、どのようなサービスなのか、どのような強みがあるのかを説明いただいた点です 。

特に管理者と利用者の視点からの説明がとてもバランスが良かったと感じました。管理者の観点ではセキュリティやコスト(費用)などの重要なポイントを丁寧に解説し、利用者の観点では操作性や機能性などの魅力的なポイントを分かりやすく紹介しました。また、社会人になってから必要になる知識やスキルも教えてくれました。例えば、チームでのコラボレーションやプレゼンテーションなどです。

他にも、アカウントの作成方法やサブスクリプションの登録方法など、実際に画面を見せながら丁寧な説明がありました。そのため、講座中に覚えるだけではなく、後日、自分で試して復習することができました。これは、大学の講義とは違って、実践的で効果的な学習方法だと思います。私自身も、Azureを使えるようになったという自信もつきました。

次に、可用性ゾーンについて深く説明していた点です。可用性ゾーンは企業でクラウドサービスを使うにあたって必要不可欠な知識であり、ここを重点的に説明しているのはとても良いと感じました。可用性ゾーンとは、同じ地域内でも物理的に離れた複数のデータセンターのことで、災害や障害などの影響を最小限に抑えるために利用されます。クラウドサービスでは、可用性ゾーンを適切に設定することで、高い信頼性と耐障害性を実現できます。

私が強く印象に残っている点としては、講師の方が適宜、進捗状況を確認することによって、個人の技能の差による進捗の違いを出さないようにさせていた点です。もし、作業でつまずいている人がいた場合、その利用者のアカウントにログインし即座に対応する点はとても良いと感じました。これにより、参加者は自分のペースで学習することができ、不安やストレスを感じることなく研修を進めることができました。

そして私が一番良いと感じた点は、初心者でも必ずできるIT研修の構成になっている事です。一つ一つ設定の値が資料に書いてあるのはもちろんの事、簡潔に説明する事によって経験の浅い人でも、簡単に理解できるようにする工夫を感じました。また、実際に手を動かして操作することで、クラウドサービスの仕組みや機能を体感することができました。このような実践的なIT研修は、今後の業務やキャリアに役立つと思います。

改善を期待したいポイント

一回のIT研修の講座時間が長時間に及ぶという点です。今回のIT研修は3時間だったのですが、大学の講義は通常90分のため、なれないIT研修を長時間受講するには集中力が持たない方のいるのでは?と感じます。社会人の方はそうではないのかもしれませんが…。もっと休憩を増やすことで集中力も増しますし、後から動画などで振り返れる仕組みがあると、復習の機会を作ることができると考えます。

また、実践型の研修・講義のため、参加者の理解や作業の進み具合によって講師の方のフォローが必要になることがあるということです。現状でも作業がなかなか進まない受講者に対して手厚くフォローしていただいていたのですが、追加の補助講師の方がいると、参加者のサポートを強化することができるのかと思います。

全体の感想

私自身は今回のIT研修はとても役に立ちましたし、良い経験となりました。

大学の講義とは違い、社会人、学生に関係なくすぐにでも実践できる内容で、IT研修の中身もただ座学で学習するだけでなく、調べて進められるという実践型でゴールがよく見える素晴らしいIT研修の内容でした。
講師の方も丁寧に教えてくださり、真摯に質問にも応えてくださりました。今後もこのようなIT研修を受けられる機会があればぜひ参加したいと思います。ありがとうございました。

まとめ

今回は、「iU×BFT共同プロジェクト」にてiU 情報経営イノベーション専門職大学の学生の方にBFT道場 – チョイトレのIT研修である、「Azure初級編 全3回】第1回 Azureを体験(VNet、VM、AppGateway)」を受講いただきました。

IT知識として、LinuxでCLIベースの作業などができる、AWSは触ったことはあるけれど、その他のパブリッククラウドは使用したことはないという状態でした。イメージとしてはIT業界に入り、新卒向けの研修を完了した状態が近いと言えるかと思います。

これからクラウドについて学びたいという方にも最適なIT研修と言えますし、大学生が今後就職活動における強みを身につけるためのスキルアップ方法としても一つの手段となりうるかと思います。気になった方はぜひ、BFT道場 – チョイトレのサイトからお問い合わせください。