はじめに

新型コロナウィルスの影響もあり、おうち時間が格段に増えてきました。増えたおうち時間を楽しく過ごそうと動画配信サービスを新たにご契約なさった方も多いのではないでしょうか。家族で一緒に過ごす時間も増えてきた、そのおうちをもっと便利に、自動化してしまう スマートホーム について、ご紹介したいと思います。

自動化関連は比較的人気があるコンテンツとなっておりますので、以下もご覧頂ければと思います。
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スマートホーム とは?

Wikipedia には“スマートホームとは、IoTやAIなどの技術を駆使して、住む人にとってより安全・安心で快適な暮らしを実現する住宅のこと。”と記載されています。

まさにその通りで、少し前から話題になっているので、特段追加説明は不要でしょう。とにかくもっと便利に、快適に、ということになりますので、パソコン作業の自動化やスマートフォンの自動化と合わせて、いつもの単調な作業から解放され、時短に繋げられるのではないでしょうか。

そうしたスマートホームは住宅メーカーや大手家電量販店が住宅を作る段階からビルトインで組み込んでいるものも登場しており、スマートハウスとも呼ばれたりします。

ただ、今回は自分でできるスマートホームがテーマなので、こちらの説明は省きます。住宅購入を検討されていて、気になる方はスマートハウスで検索してみてください。

スマートホーム どんな使い方ができる?どう操作する?

では、そうしたスマートなホームは何を持ってスマートと言うのでしょうか。従来のリモコン操作やボタン操作などと同じじゃスマートな感じがあまりしないですよね。そうです。どう操作するか?ユーザーインターフェース(UI)が大事です。
代表的なユーザーインターフェースについて、ご説明します。

音声による操作

一番しっくりくる操作方法ではないでしょうか。Google HomeやAmazon Echoシリーズで有名なAlexaを経由した音声による操作があります。スマートフォンでいえば、AndroidのGoogle Assistantも、iPhoneのSiriもそれにあたります。

筆者は後述する様々な家電の操作をこの音声操作に任せており、Google Nest Mini、Google Home Mini、Amazon Echo Show 10 が常に筆者の命令を待ち構えています。
※買い足していったらこんな状態になりましたが、最初は1台でスタートしました。

スマートフォンのタップによる操作

もちろん、スマートフォンによる操作も外せません。おうちの中でいえば、子供が寝ていて声を出しにくい場合、外出先でいえば、電車の中、職場、その他公共の場で声が出しにくい場合にスマートフォンのタップで静かに操作できるので重宝される操作方法です。

筆者は外出先からうちにつく前、電車の中でエアコンをつけておこうと思った際によく使っている操作方法となります。

事前に登録したルールによる操作

製品にもよりますが、後述するようなスマートxxxと謳う製品は多くの場合、ルールを設定することができます。

例)

  • 設定した場所に近づいたら、照明とエアコンがつく。
  • 室内温度が27度を超えたら冷房を付ける。
  • 周囲が明るくなったら電気を消す。

などといった具合に、事前に登録しておけば、音声やスマートフォンのタップすら要らないまさに自動化というものになるのではないかと思います。

何を操作する?繋がる家電は続々発売、しかし、、、 スマートホーム はお金がかかる!

はやり、時代は「つながる」なのでしょう。冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビという大型家電から、電子レンジ・ホットクック・炊飯器など調理家電、体重計・温度計・扇風機などその他の家電に至るまで、実に「なんでも」「つながる」ことをアピールした家電が続々と登場しています。

余談ですが、こんなに全部が繋がるとWi-Fiルータの最大接続数にすぐ到達してしまうのではないか。心配になるぐらいです。Wi-Fiに関する問題は在宅勤務 ・ テレワーク でネットが遅い? 自宅のWi-Fi環境は大丈夫?「無線LAN(Wi-Fi)見直し」でもご紹介しておりますので、気になる方はご参照ください。

さて、こうした家電は最初から「つながる」ことを前提に作られているスマートホームネイティブ家電と言えます。※正式名称ではありません。筆者の言い方です。

こうした家電を使うイメージは以下のようになります。※いらすとやさんの素材を拝借しております。

スマートホーム

ただ、こうした「つながる」ことを前提にした製品は高機能だけに比較的高価になりやすいです。スマートホームを実現するのにこれらの家電を買い揃える、買い替えた場合、数十万~百万ぐらいまで投資が必要になるのではないでしょうか。

また高額な大型家電は設計耐久年数が10年だったりすることを考えるとスマートホームのために買い替えるにはもったいないですよね。

今ある家電を有効活用して、安く スマートホーム を自分で作る!

機能という点ではスマートホームネイティブ家電が勝ると思いますが、いくつかのアイテムを組み合わせれば、比較的安価にスマートホームが実現できます。

組み合わせるにあたり、操作したい家電が、どのようなタイプなのかを確認しておくことをお薦めします。大きく以下の3つのタイプには何かしらのやり方が存在します。タイプごとに見ていきましょう。

赤外線のリモコンが付いているタイプには「スマートリモコン」

既に使っている家電が赤外線のリモコンに対応しているパターンです。テレビ、エアコン、扇風機など多くの製品がこのタイプではないかと思います。

このようなタイプにはスマートリモコンというアイテムを追加することで、スマートフォンやスマートスピーカーからの命令を赤外線に変えて、操作したい家電に送ることができるので、汎用性が高く、非常に使いやすいです。

スマートホーム スマートリモコン

筆者はNature Remoというデバイスを使っていますが、単純に赤外線を飛ばすだけでなく、湿度・温度・照度・人感センサーも搭載しているうえに、これらを活用したルール設定も可能です。

スマートホーム スマートリモコン
Nature Remo 3

照度センサーを用いれば、明るくなったら照明を消し、暗くなったら照明をつけることができますし、温度センサーを用いれば温度が一定以上になったらエアコンをつけ、一定以下になったら消す。といった自動化が可能となります。

物理的なボタンで操作するタイプには「Switch ロボット」

こちらは特にリモコンなどがなく、ボタンを直接操作するパターンです。空気清浄機や照明器具などが代表的な例ではないかと思います。

このようなタイプにはSwitchを人間の代わりに押してくれるSwitchBotというアイテムを追加する必要があります。なにせボタンを押さなければならないので、仕方ないですよね。

スマートホーム SwitchBot

筆者の場合は特に給湯器の操作がそれにあたりました。外出先からの帰り際、事前にお風呂を沸かしておきたいとき、給湯器の自動というボタンを代わりに押してもらうユースケースですね。物理的にボタンを押してくれるのでアイディア次第で使い道は無限大と言えるのではないでしょうか。

ちなみに、SwitchBotには、カーテンレールの上で実際に動きながらカーテンを開け閉めしてくれるSwitchBotカーテンというものまであります。朝日で目覚めたい方はおススメかも知れません。

電源を入れたり、切ったりするタイプには「スマートプラグ」

こちらは物理的なボタンをONのままにでき、プラグを直接抜き差ししても問題ないような家電、もしくは単純なプラグ抜き差しでON/OFFを切り替えるパターンです。扇風機やフロアランプなどが代表的な例ではないかと思います。

このようなタイプにはプラグを人間の代わりに抜き差ししてくれる(実際には送電のON/OFF切替)スマートプラグというアイテムを追加する必要があります。利用イメージは以下のような感じですね。

スマートホーム スマートプラグ

このスマートプラグという製品には実に多くの種類が販売されていますので、検索エンジンからスマートプラグで検索して、ご自身に合うものをチョイスするのが良いかと思います。

【番外編】 玄関のドアもスマート化できる「スマートロック」

家電に偏った話になりましたが、玄関のドアもスマート化できます。鍵を持ち歩く必要がないのが一番のメリットですね。

昔からある暗証番号・指紋認証など、物理的な鍵以外での施錠と開錠方式を採用したものも、鍵を持たずに済むという点では共通のメリットがありますが、近年はスマホで操作できるスマートロックが人気のようです。

筆者はQrio Lockという製品で玄関をスマートロックにしています。一番のメリットは鍵を持たずに済むのが挙げられますが、スマートロックだけにもう少し進んだこともできます。

玄関の位置を登録しておいて、自動ロック開錠機能をONにすると、近づいただけで、ロックが開錠され、ドアを開けることができます。鍵を探すことも、スマホを取り出すことも、スマホを操作することも不要なのです。買い物で手がふさがっていても、子供と手を繋いでいても明らかに楽になります。

おわりに

いかがでしたか。自動化の範囲をおうちまで広げてみました。
冒頭でお伝えした通り、スマートホームはお金がかかります。しかし、少し工夫すれば、比較的安価にスマートホームを実現することができます。

例えば、上述したスマートリモコンを用いた場合ですと、
Google Nest Mini本体で約6,000円+Nature Remo3本体で約10,000円
合わせて2万円を切る投資で赤外線を使った既存の家電に対する音声操作が可能となります。
※センサー類が省かれているNature Remo Miniは6,000円前後でもっとお手頃です。

筆者としては昔からあったら良いな~と思っていたことが、テクノロジーの進歩によって、少しの工夫と投資だけで実現できるようになっているこの時代が面白いな。と思う次第です。

最近の子供たちはスクリーン=触るモノ(タッチスクリーン)と認識しているとの話も聞きますが、スマートホーム化をそれなりに頑張っていたら、筆者の子供は家電=喋れば聞いてくれるモノ、と認識しているらしく、人のうちやホテルに行っても家電に話しかけます。良いのかわかりませんが、面白いです。