1.情報に溢れかえっている現代

米調査会社IDCが2020年5月に発表した全世界で生成、消費されるデータの量は59ゼタバイト(1ZBは10^21バイトで、1ZB=100万PB)を超えるとしています。

※詳細はIDCの実際の発表をご確認ください。https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS46286020

コロナウィルスによる在宅勤務なども影響していると言われていますが、いずれにしても現代は情報に溢れかえっている時代と言えるでしょう。※一説によると現代の私たちが1日で受ける情報の量は江戸時代の1年分に匹敵するとも。。。

それだけに、ググる(Googleで検索する)という言葉で代表されるように、検索すれば、文字通り何でも出てきます。気になるアニメや映画のネタばらしから、仕事で必要となる情報はもちろん、爆弾・拳銃の作り方まで、欲しい情報はなんでも手に入れることができます。

逆に情報が膨大であるが故に、不要な情報を排除しつつ、必要な情報にピンポイントでたどり着く検索能力が問われるようになっています。筆者も業務を推進するうえで、新しく調査し、仕入れた情報がその後の仕事に大きな影響を及ぼすことも日常茶飯事で、いかに信頼できる情報を手に入れるか。常日頃考えている次第です。

2.多様化する情報収集の手段。しかし、、、

情報の量もさることながら、近年は一人一人がネットにアクセスできる情報端末(スマホ)を持ち歩いていることもあり、新しい情報をまとめて届けてくれるサービスが増えてきました。

昔から信頼性が確立された大手新聞社、PC時代から定番のYahooユース、興味のあるニュースをピックアップしてくれるGoogleニュースや様々なニュースアプリ(スマートニュースやグノシーなど)まで、多くのサービスが私たちの情報源として活用されています。それぞれに強みと特徴がありますが、ユーザーを囲い込むため、さらなる改良が続けられ、興味のあるパーソナライズされた情報を手元で確認できるようになってきているのは大変嬉しいことだと思います。

ただ、一部においては弊害もあって、マスメディアの場合は、ただただ眺めていれば、色々なジャンルの情報が得られるため、興味有無を問わず、一定量の情報が入手できることから周りの人と会話するときに困ることはなかったですが、パーソナライズされた情報だけに触れていると、それ以外の情報にはあまり触れることがなくなるので興味のない分野では置いていかれることが多くなってきたようにも感じます。

少々話がそれましたが、便利なサービスとアプリが増え、気になるジャンルやキーワードについて、まとめて通知を届けてくれてはいるものの、ピンポイントのキーワードには対応が不十分なところもあれば、結果的に自分がアプリを開いて内容を確認しに行く必要があるため、ユーザーが情報を取りに行くという方式には大きく変わらないのが現状ではないでしょうか。

また、サービスにはよるものの、欲しい情報以外にも、一覧もしくはタイル形式で他の記事も並んでいることから欲しい情報が埋もれてしまう可能性も考えられます。

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ピンポイントのキーワードをタイムリーに入手するにはやはり、自ら検索する(情報を取りに行く)に勝るものは無いようにも思えます。

3.欲しい情報は届けてもらう。

便利になった時代に、さらに欲を言っているようですが、利用者が情報を取りに行く方式は、多様化する情報源からの膨大な情報量、そこにある一握りの本当に欲しい情報にたどり着くためには中々厳しい現状があるのではないかと思います。

全ての情報に対して一概には言えませんが、「継続的に注視したい情報」に関しては、システムに情報を取ってきてもらう、つまり、利用者に情報を届けてもらう方式が、時短に繋がるのではないかと思います。

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ここでは最もメジャーな検索エンジンであるGoogleが提供している「Google アラート」と言う機能にてこれを実現したいと思います。

① Google アラートの立ち上げ

Googleホーム画面(google.co.jp)からgmailアカウントにログインし、画面右上にあるメニューボタンを押して、表示されるサービスから「アラート」を選択します。

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※表示されない方は、上記ホーム画面から「google alert」と検索して頂くと該当ページが検索されます。

② 気になるキーワードをお試し検索

下記のような画面で通常の検索と同様に、気になるキーワードを検索します。検索方法はいつもの検索の仕方で構いません。より正確に欲しい情報にピンポイントでたどり着くために、Googleで利用できる演算子を加えることも可能です。

例えば、完全一致のための「””(ダブルクォーテーション)」や、両方のキーワードにマッチする結果を返す「AND」、どちらかのキーワードにマッチする結果を返す「OR」、除外したいキーワードを指定する「-(マイナス)」、各種SNSで使われているハッシュタグを検索する「#(シャープ)」、検索したい文字列があいまいな場合の「*(アスタリスク)」、さらには、地域を指定する「location:」など様々な演算子を利用することが可能です。

※Google検索演算子については、他でもよく紹介されていますので「Google 検索 演算子」で検索してみてください。

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上記のように検索したキーワードに応じて検索結果が表れます。

③ アラート通知設定

ここでは検索されたものを届けてもらうための設定を実施します。届けてもらうにしても頻度が高くて見切れなかったり、信頼性が疑わしかったりすると本末転倒なので、どんな情報をいつ、どう届けてもらうか。設定するのが大切です。

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  • 頻度:その都度、1日に1回以下、週1回以下
  • ソース:自動、ニュース、ブログ、ウェブ、ビデオなど
  • 言語:日本語や英語など多種多様な言語
  • 地域:世界各国の地域
  • 件数:上位の結果のみ、すべての結果
  • 配信先:自分のメールアドレス、RSSフィード

このような設定項目があります。筆者は頻度が高すぎると見なくなってしまうので1日に1回以下、情報源の心配を軽減するためにソースはニュースのみなどと設定しています。 これだけで、設定は完了です。あとはメールが届く(情報を届けてくれる)のを待つだけです。

④ 届いた情報の確認

以下のように、設定次第ではあるものの、該当するキーワードに関する情報のタイトルと概要までをまとめて届けてくれます。全ての情報を確認する必要もなく、概要を読んで気になると思ったものだけを確認すれば済んでしまうので情報収集の手間が大きく省けます。

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4.おわりに

いかがでしたでしょうか。この記事を読んで頂いた皆さま全員に有効であると断言はできませんが、常日頃、情報収集に奮闘されている多くの方々に役に立つものと思います。

これは単なるGoogleが提供している機能活用ではなく、「発想の転換」ではないかと筆者は考えます。これまでは欲しい人(利用者)が足で稼ぐというか、情報を入手するために努力していたことが、今後は欲しい情報は届けてもらう。この発想転換が大きな差であり、この違いがさらに未来の情報力の差に繋がると信じています。

このようにこれまでのやり方や考え方にとらわれず、発想を変えてみることが大切なのではないかと思うこのころです。